※2016/12/30更新
どうも(・ω・っ)З
脱線あざらしです。
男女ともにメダルを獲得し、熱く話題になっているリオオリンピックの卓球競技。
息をするのも忘れるくらい見入ってしまう白熱ラリー!
選手とプレイ面が注目されていますが、自分が気になったのはあの卓球台。
卓球台にも注目!
なにこの台、かっこよくない?
和風で高級感あるゴールドの脚部が特徴的ですね。
中央の五輪ロゴが映えるその輝き!
ズシッとしたゴールドに輝くX字の脚部に目がいき、そのデザインが気になったので調べてみました。
あの台の名称は「Infinity」というらしい(無限=∞)
- 千葉の卓球台メーカー会社「三栄」が開発
- 手がけたのはソニー出身のプロダクトデザイナー:澄川氏
開発元は日本のメーカー会社でプロダクトデザイナーの澄川氏がデザインなど手がけられたそうです。
名の通り脚部のXは無限の記号(∞)をイメージしているんですね。
卓球のラリーのボールの放物線が表現されているんだな〜と。
澄川氏のフェイスブックでこの台について説明がされているのですが、
- 観客からみたらこの脚部はインパクト大!
- だが選手から見た時は集中できるよう天板のみが視界に入るように設計されている。
- 天板の下部分もテーパーで角度をつけてケガ防止になっている。
など観客からみた造形と選手から見える造形に対する工夫が伺えます。
選手の視界に入る情報は最小限になるように作られたとのことです。
すごいですね~!美しい!!
また、テーブルカラーは「青い瞳」という意味が込められたカラーリングのようです。
卓球台って折りたたむときによく指挟む思い出しかないので、こんな美しい造形物にもなるんだって思った(笑)
使われた素材・木材は岩手県宮古市産ブナ
東日本大震災の被災地でもある岩手県宮古市のブナ材があの脚部の元となっています。
東北の木材を使用するという復興支援の思いもインフィニティの台に込められているとのこと。
粘りがあり曲線部などの加工に向いている、というのと「日本人の粘り強さ」のイメージからブナ材を用いたとのこと。
いい香りがしそう〜〜
三英の卓球台がオリンピックで使われたのは1992年のバルセロナオリンピック以来24年ぶり。
デザイン案を考案している時期だった2011年に震災が発生してしまい、復興支援も込めて被災地の木材が世界の舞台で使われることで力になれないかという思いから、インフィニティという日本で作られた台が世界の舞台で使われました。
リオ(ブラジル)は日系人も多いことから日本の木材を用いて和のテイストを存分に出したデザインにした、ともされています。
そのブナを用いて脚部は山形・天童木工が制作
あの脚部は宮古市産のブナを原料にして、高級家具メーカーでも有名な山形県の「天童木工」が制作に携わったとのこと。
オシャレで綺麗な家具が並んでいますね。
イスと言えば柳宗理のバタフライスツール!
あの卓球台かっこいいな思ったら日本で作られていた
オリンピックで選手や試合内容の方に注目しがちですが、こういった競技に使われるものや道具などに注目しながら観戦を楽しむとより面白いですね!
選手の視界には極力入らないようにしたといった制作秘話はなるほど~!でした。