「一人暮らしで無職になったんだけど何すればいいの?お金も不安…」
という方向けに、一人暮らしを10年ほどしてて無職を2~3回経験したことがある自分が一人暮らしで無職になった時の対処法を実例をふまえてお話しします。
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【重要】無職になる前にやっておくこと(会社から絶対もらう!)
一人暮らしに限らず、まず無職になる前にやっておく重要な事があります!
辞める職場から、
- 離職票→失業保険もらうのに必要
- 雇用保険被保険者証→次の会社に提出するから必要
- 源泉徴収票→転職後の会社に出すから必要
- 年金手帳→年金の切り替えや免除に必要
をもらうことです。
離職票
離職票は、ハローワークで失業保険(失業手当)をもらう申請をする時に必要な書類です。
離職票-1、離職票-2があるけどどっちも必要です。
たいていの会社なら、制服や名札の返却とかする退職手続きの時とかに渡してくれます。
が、渡すの忘れてたり、出来上がるのに時間がかかって「後で郵送で送るから」という会社もあるので、辞める時に自分で確認してしっかり受け取りましょう!
雇用保険被保険者証
雇用保険被保険者証は、雇用保険に加入した時に発行される証明証です。
職場を変えるたびに職場に提出する書類です。
書類と言ってもチケットみたいな紙ですね。
働いてる会社が預かってるから退職した時しか目にしない紙だけど、これは次の勤め先に出す紙なのでしっかり受け取りましょう。
源泉徴収票
源泉徴収票は、正社員に限らずバイトやパートなど働いてる人なら毎年年末にもらう紙です。
もらった給料(=年収)や、1年間にかかった保険料、年金、所得税などが書かれてます。
源泉徴収票は、
- 転職する人→次の会社に出す必要がある
- 結婚して専業主婦になる、しばらくニートする→自分で確定申告する必要あり
と、いずれにしろ必要な紙です。
辞める時に必ずもらいましょう!
年金手帳
年金手帳は会社に預けてる場合は辞める時に返してもらいましょう。
元から手元にあるならOK!
- 離職票
- 雇用保険被保険者証
- 源泉徴収票
- 年金手帳(会社に預けてる場合)
この4つを辞める会社から必ずもらいましょう。
もらい損ねた場合は、職場に電話して送ってもらうことになります(辞めた会社に電話するのって嫌だけども…)
一人暮らしで無職になったらやることリスト
- ハローワークに行って失業保険の手続きをする
- 健康保険証を切り替える・継続する手続きをする
- 年金を切り替えて減額や免除の手続きをする
- 住民税の減額申請をする(自治体による)
- 確定申告をする(年内に再就職しなかった場合のみ)
一人暮らしで無職になったらやること1:ハローワークに行って失業保険の手続きをする
- 必要なもの:離職票、雇用保険被保険者証、身分証明書、写真(2枚)、印鑑、通帳
- 手続き場所:ハローワーク(職業安定所)
一人暮らしで無職になったら、まず一番先に失業保険をもらうためにハローワークに申請に行きます。
って場合でも失業保険は申請したほうがいいです。
再就職がはやく決まっても再就職手当というものがもらえます。
もらえるお金はもらってしまいましょう。
失業保険がもらえる期間は決まってる!
失業保険は退職日から1年間がもらえる期間だから退職したらすぐハローワークに行ったほうがいいです。
(例)3月で退職したのにダラダラしてハロワに行ったのは7月の場合→自己都合退職なら給付制限が3ヶ月あるからもらえる期間は10月~翌年3月の6ヶ月間になる(本当は1年間もらえるから半年損することに!)
一人暮らしで無職になったらやること2:健康保険証を切り替える、継続する手続きをする
働いてた時は社会保険に加入してたと思います。
今までは健康保険証は会社が発行して毎月の保険料も給料から引いてくれてたけど、無職になったら自分でやらなきゃないです。
仕事をやめたら保険証はその会社に返し、今まで会社がいくらか払ってくれてた保険料も全額自分で払わないといけません。
無職になったら保険証は、
- 社会保険の継続→会社で加入してた保険に引き続き加入する
- 国民健康保険→新たに保険証を作る
のどっちかを選びます。
- 社会保険の継続
- 国民保険の加入
の毎月の保険料は住んでる場所や給料によって違ってきます。
【自分の場合】扶養に入った&社会保険継続
扶養に入った
自分は22歳の時に一人暮らしで思わぬ無職になったことがあります。
その後、再就職してからは新たな会社で保険証を作ってもらったから親の扶養からは抜けて、親に保険証を返しました。
社会保険継続
というのも、社会保険の継続か、国民保険に入った場合でシュミレーションしたら社会保険の継続のほうが月の保険料が安かったからです。
その時に年収で計算するから、電話して聞く時は源泉徴収票が手元にあるとよし。
一人暮らしで無職になったらやること3:年金を切り替えて減額や免除の手続きをする
- 必要なもの:年金手帳、離職票(または雇用保険受給資格者証)、マイナンバーカード(マイナンバー通知カード+身分証明書でもOK)
- 手続き場所:市役所・区役所の年金課(郵送でもOK)
今までは会社で年金を払ってたけど(厚生年金)、無職になったら自分で払う必要があります。
無職になった時の年金は、
- 国民年金に切り替える(月額16,410円/令和元年度)
- 免除申請をする(全額免除、半額免除、3/4免除、1/4免除)
のどれかで対応します。
ただ、減額申請をすると老後もらえる年金は少なくなるのでご注意を。
年金は市役所の年金課に行き「退職したんですけど…」と言えば、年金の切り替えや免除の手続きをしてくれますよ
一人暮らしで無職になったらやること4:住民税の減額申請をする(できない場合が多いから必須ではない)
住民税は、毎年6月~翌年5月に前年度の所得に応じた金額が引かれます。
会社勤めの時は、給料から毎月引かれてたけど無職になったら自分で支払う必要があります(年4回・6月に支払額の郵便がくる)
自治体によっては、この住民税も全額または3~5割ぐらい免除してくれるとこもあります。
ただ、自己都合で退職して無職になった場合は対象外のケースがあるので、減額対象かどうかは市役所に聞いてみましょう。
自分は無職になった時、住民税が減額できるって知らなかったからやったことないよ…
その時知りたかった…
一人暮らしで無職になったらやること5:確定申告をする(12月31日までに再就職しなかった場合のみ)
これは年内に再就職しないで、年をまたいで無職状態の人のみやることです。
年内に会社辞めて年内に再就職すれば再就職先で年末調整をしてくれるから関係ないけど、12月31日時点で無職だったら自分で確定申告をする必要があります。
(例)6月に退職→しばらく無職して翌年2月に再就職
こういった人は、年末時点で会社で年末調整をしてもらってないので、翌年の3月中旬までに自分で確定申告をします(必須)
税務署側は正確な所得を把握してないからやる必要があるんですよね。
確定申告は毎年1~3月中旬にやる作業です。
やることは、所得などを書類に書いて税務署に提出するだけ!
税金を払いすぎてた人はお金が戻ってきて、足りない人は払うって感じです。
確定申告書類はパソコンがある人なら『【国税庁】確定申告作成コーナー』より書類を作成できます(手順あり)
作った書類を税務署に提出すればOK!
パソコンがない人は、各市町村で毎年1~3月に設けられる「確定申告書類作成コーナー」がある場所で書類を書いて出せばOK!
職員もいるからわからないことは聞きながら作成できます(ただし2~3月は混むから早めに行くのがおすすめ)
まとめ:一人暮らしで無職になったら全部自分でやるから最初は大変
一人暮らしで無職になったらやることについてでした。
無職で「払うのが厳しい!お金ない!」って時は、免除制度があるものは有効に活用しましょう。
一人暮らしではこれらの手続きを全部自分でやんなきゃないから、はじめての無職の時はけっこう大変でした(´д` ;)
郵送でできる手続きもあるけど、初めてでわかんないって時は手続きの場所に行って聞きながら申請したほうがいいです。
あと、一人暮らしで無職になる(仕事辞める)なら、100~200万とかそれなりの貯金がないと心臓に悪いです(笑)
すぐ次の仕事が見つかるならいいけど、しばらく無職が続くと貯金が減る一方だからまじで恐怖です。
貯金が減りゆく時のリアルな心境などはこちらをごらんください。